ものづくり補助金の申請方法をSTEP別にわかりやすく解説

ものづくり補助金の申請方法
この記事でわかること
  • ものづくり補助金の申請方法
  • 申請方法の手順
  • 申請方法の手順についての詳細

ものづくり補助金を申請する際は、補助金事務局が定めている申請手順に沿って進行することが大切です。

この記事ではものづくり補助金の申請方法についてステップ別に解説していますので、これからものづくり補助金を申請しようと考えている方はチェックしてみてください。

目次

ものづくり補助金の申請方法

ものづくり補助金は電子申請で行う決まりとなっており、以下の手順に沿って申請する形となります。
申請方法の大まかな概要を以下まとめていますので、まずは全体像を正しく捉えましょう。

ものづくり補助金の申請方法・大まかな流れ

STEP
公募要領を確認する
STEP
GビズIDアカウントを取得する
STEP
必要な書類を揃える
STEP
事業計画書を作成する
STEP
電子申請画面に申請内容を入力する
STEP
必要書類をPDFで添付する
STEP
電子申請する
STEP
採択結果を確認する
STEP
交付申請を行う

補助金事務局から公募要領が発表されたら、自社が申請する枠を決めて、電子申請に必要なGビスIDアカウントを取得しましょう。
その後、賃上げの誓約書や決算書等の必要書類を揃え、平行して事業計画書を作成していきます。
必要書類がすべて揃ったら電子申請画面で必要事項を入力を行い、書類を添付して電子申請を行っていきます。

それでは、申請方法に関して各ステップの詳細について解説していきます。

STEP1:公募要領を確認する

ものづくり補助金の申請を検討する段階で、公募要領を確認しましょう。

公募要領とは、補助金の申請要件や申請枠、補助対象経費などが記された説明書のようなものです。ものづくり補助金の場合、ものづくり補助金総合サイトで公募要領がアップされます。

公募要領で確認するべき事項は以下が挙げられます。

項目詳細
公募期間公募開始日、申請開始日、申請締切日を確認しましょう
補助対象者自社が補助対象者に該当するか、業種や従業員数、組織形態を確認しましょう
申請要件補助金利用のための申請要件を確認しましょう。主には、付加価値額の増加や給与支給総額の増加といった要件が定められています。
申請枠申請枠ごとの概要や補助金額、補助率を確認して自社がどの枠、類型で申請するか決めましょう
補助対象経費補助対象となる対象経費について確認しましょう
添付書類申請にあたって必要な書類について確認しましょう
審査項目・加点項目審査にあたって見られるポイントを確認しましょう
その他注意事項応募や補助金利用にあたって留意すべき事項が記載してありますので、トラブルを避けるために必ず確認しましょう
公募要領で確認するべき事項

すべての項目を完璧に把握することは難しいという方もいるかもしれませんが、要点は事前に把握しておくことは必要です。

STEP2:GビズIDアカウントを取得する

ものづくり補助金は電子申請で行うことになります。

そこで必要になるのが、GビズIDアカウントです。

GビズIDアカウントとは、補助金申請などの行政サービス利用のためのシステムで、ものづくり補助金申請にあたっては必須となります。

GビズIDアカウントの取得には2週間程度要しますので、申請を検討する段階で必ず取得しておくようにしましょう。

STEP3:必要な書類を揃える

ここから具体的な申請作業に入っていきます。

ものづくり補助金の申請においては必要な書類が公募要領で定められていますので、自社が申請する枠で必要な書類を揃えていきましょう。

必要書類の例としては、以下のものが挙げられます。

  • 事業計画書
  • 補助経費に関する誓約書
  • 賃金引上げ計画の誓約書
  • 決算書(個人の場合は確定申告書)
  • 従業員数の確認資料

一部の書類(誓約書など)はものづくり補助金事務局のホームページで様式が提供されていますので、ものづくり補助金総合サイトからダウンロードしてください。

ものづくり補助金の必要書類については以下の記事で詳しく説明していますので参考にしてください。

STEP4:事業計画書を作成する

必要書類の主たるものとして、事業計画書があります。

ものづくり補助金では、補助金の採択可否を決めるために事業計画書を審査していきます。

事業計画書の出来次第で採択結果に大きな影響がある書類なため、計画的な作成を行いましょう。もし自社で事業計画書を作成することが難しい場合は、専門家に相談することも検討するとよいでしょう。

事業計画書の作成においては、審査項目を理解した上で進めると的確なものになります。以下の記事でものづくり補助金の審査項目について解説していますので参考にしてください。

STEP5:電子申請画面に申請内容を入力する

必要書類の準備や事業計画書の策定が完了したら、電子申請画面を入力していきます。

ものづくり補助金の電子申請の手順は以下の通りです。

ものづくり補助金における電子申請の手順
STEP
ものづくり補助金総合サイトにアクセス
STEP
上部のメニューバーから「電子申請」をクリック
STEP
「電子申請システムへ」をクリックする
STEP
GビスIDでログインする
STEP
申請枠を選択する
STEP
「事業計画書 記載項目」の内容を入力する
STEP
「事業計画書の作成」の内容を入力して登録する
STEP
添付書類を添付して登録する(※PDF形式で添付します)
STEP
必要書類を添付する(事業計画書、補助経費に関する誓約書、決算書など)
STEP
申請枠ごとに必要な書類を添付する

はじめてものづくり補助金を申請する方は電子申請のやり方がわからない方もいるかと思います。

その場合、ものづくり補助金総合サイトで電子申請マニュアルが掲載されていますのでマニュアルをみながら進めるとストレスなく進行できます。

STEP6:電子申請する

必要事項の入力と書類の添付が完了したら、電子申請を行いましょう。

申請が完了すると申請済みの表示になりますので、必ず正常に申請が完了しているかを確認するようにしましょう。

STEP7:採択結果を確認する

公募締切日から2か月程経過した頃に、交付候補者が決定します。

補助金の交付候補者はものづくり補助金総合サイトで発表され、Eメールや郵送でも通知がきます。

STEP8:交付申請を行う

自社が無事に交付候補者となった場合、交付申請という手続きが必要になります。

導入設備の見積書や履歴事項証明書・確定申告書などの書類を提出し、交付申請を行い事務局の承認がおりて初めて補助金の交付が決定となります。

まとめ|ものづくり補助金の申請方法を理解して正しく進めよう

この記事では、ものづくり補助金の申請方法について詳しく解説してきました。

ものづくり補助金を活用できると、中小企業には大きなメリットが生まれます。

申請を検討している方は各ステップを正しく理解して、円滑な申請を行い、ぜひ採択を目指しましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次